新刊ウォッチを1から作り直しました!

新刊ウォッチ
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皆さん、こんにちは!所長ののら猫です。

久しぶりの投稿なってしまいました。

今日はコミックの新刊通知アプリである新刊ウォッチを1から作り直した件についてです。

2016年7月くらいにリリースした新刊ウォッチですが、細々と最低限の保守は行っていましたが、諸事情により大きなバージョンアップはできず、追加したい機能や課題が積み残されたままになっていました。

しかし、以下のようなことが良くない状況が続いておりました。
自分の状況が改善したこともあり、新刊ウォッチのバージョンアップに着手することにしました。

・使えはするけども検索の精度や速度に課題あり
・ユーザーの皆さまから多くの改善要望をもらっている
・そのような状況でも使い続けてくれているユーザーの皆さまがいる(200名/日程度)

様々な角度から検討した結果、6年も経っているので開発技術も大きく変化していたり、課題改善や今後のバージョンアップを見越すとアプリ及びサーバー側のプログラムを1から作り直す必要があるという結論に至りました。

しかし、その場合、解決すべき大きな大きな課題がありました。

従来の新刊ウォッチではコミックのタイトルや著者のウォッチリストへの登録はスマートフォン自体に保存されます。
しかし、1から作り直した場合、開発技術の変更が余儀なくされる為、従来のウォッチリストの読み込みができなくなってしまいます。これは致命的であり、使い続けて頂いているユーザーの皆さまに再度ウォッチリストを作り直してもらわなければならない手間をかけさせてしまう為、救済策を検討する必要がありました。

検討の結果、救済策として、アプリのアップデート後に初めて起動した時と同じネットワークから、直近1ヶ月以内にサーバー側にアクセスのあったタイトルや著者の履歴を基にウォッチリストを復元する機能を実装することに決めました。

ただし、この機能が使える条件として、アプリのアップデート前1ヶ月以内に同じインターネットのネットワークで使っていることが求められてしまい、従来のアプリにはプッシュ通知やバナーなどのお知らせ機能が存在していない為、アプリストアのアップデート情報に記載するしか手立てがない状況でした。
頻繁にご利用頂いているユーザーの皆さまの場合はほぼ復元できますが、滅多にご利用頂いていないユーザーの皆さまでアプリの自動更新や一括アップデートなどでバージョンアップ情報をご確認いただけない場合は復元できなくなってしまいます。

しかしながら避けては通れないことなので苦渋の決断ですが、この方針で行わせて頂くことに決めました。

今回ご迷惑をおかけしながら1から作り直したアプリは裏の技術が変更されただけではなく、目に見える・体感できる部分で以下の変更点があります。

検索精度・速度が大幅に向上しました
お気に入りの新刊表示、ウォッチリストの追加検索、コミック検索など、キーワードを基にコミックを検索する画面においては、従来は検索精度も低く、キーワードと関係のないコミックや検索結果が表示されたり、表示にかなり時間がかかる状況でしたが、アプリ・サーバープログラム共に1から作り直すことで、精度・速度共に大幅な改善を行うことができました。
お気に入り画面

お気に入り復元機能の追加
ウォッチリストなどの保存先を従来の端末上ではなく、クラウド上に変更しました。
これにより、簡単なパスワード設定を行うことで、機種変更などしてもウォッチリストや非表示コミックなど、お気に入りを復元できる機能を新しく追加しました。
お気に入り復元

その他の細かな変更点は以下の通りです。

「お気に入り設定」と「ウォッチリスト一覧・登録」の画面遷移を分離
従来は「お気に入り」画面の右上の設定アイコンから「ウォッチリスト」「お気に入り設定」画面に遷移しましたが、ご要望を基にこれを分離し、画面の右上の設定アイコンから「お気に入り設定」、お気に入りの右下の「+ボタン」から、ウォッチリスト一覧・追加画面に遷移するよう変更しました。
お気に入り画面

Amazonの表示画面から標準ブラウザでAmazonを開く機能を追加
気になるコミックをクリックするとAmazonでコミックが表示されますが、画面右上端に標準ブラウザでAmazonを開くボタンを追加しました。コミックの購入はいつもの標準ブラウザで行いたい場合などにご利用頂けます。
標準ブラウザで開く

「お気に入り」に表示されたコミックを非表示にする機能を追加
従来でもiOS版にはありましたが、Android版には初めて追加する機能です。
お気に入りに表示された新刊のうち購入済みや不要なコミックを非表示にする機能を追加しました。
お気に入り設定で非表示コミックを表示する設定にすることで、非表示から表示に戻すこともできます。
非表示設定

「新刊一覧」で過去・未来の新刊を表示する機能を追加
従来でもiOS版にはありましたが、Android版には初めて追加する機能です。
上・中・下旬に分けて月の新刊一覧が見れる「新刊一覧」の画面ですが、画面右上のカレンダーマークで過去月・未来月の新刊一覧に切り替えられる機能を追加しました。
※未来月は毎月20日以降に翌月が選択できるようになります。
新刊カレンダー

以上のように積みあがっていた多くの課題や要望を対応することができました。

今後もより多くのユーザーの皆さまに便利にお使い頂けるよう一例として以下のような機能追加を予定しています。

・楽天でのコミック表示対応
・バーコードスキャンでのコミック登録
・購入したコミック管理

今後も皆さまと漫画の新たな出会いと新刊お知らせのアシストをコンセプトに、バージョンアップを続けて参りますので、新刊ウォッチを末永くよろしくお願いいたします。

最後に長い間使いにくい状態でもご利用頂いていたユーザーの皆さまからのご要望やレビュー、広告クリックの応援は細々としても続けていく大きな励みになりました。本当にありがとうございました。

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